慶友三田会創立45周年記念大会

  2012(平成24)6月 慶友三田会は創立45周年を迎えた。これを記念して6月9日()・10日()創立45周年記念大会とその前夜祭が開催された。
 
  2012(平成24)6月10()午前1130分より 大阪・心斎橋の割烹「湖月」2階の長濱の間にて慶友三田会創立45周年記念大会が開催された。司会は野村政直幹事長が務める。記念式典は「塾歌斉唱」で始まった。このあと来賓紹介が行われた。
 
永田進一会長より「式辞」が述べられる。本日の記念式典に多くの方々のご列席を得たことに感謝の意を表した後、1967(昭和42)6月大阪通信三田会として創立され、その後1979(昭和54)9月より関西在住または関西に在住したことのある塾員を会員とするものに再編、慶友三田会と改称し、大阪通信三田会を継承するものとして今日まで来ている経緯を述べた。 
 
 慶應義塾大学の改革にも触れて、通信教育部もEスク―リング(インタ―ネットを使ったメディア授業)や「福澤諭吉先生誕生地の記念碑」のすぐ傍の堂島河畔にリバ―サイド・キャンパスの開設など様々の改革が試みられている.しかし、まだ実現されていないこともある。それは通信教育による大学院の設置である。大学院は研究者の育成が主たる役割だろうと思うが、専門家の育成機関でもある。学部により事情が異なりますが、是非とも実現させて頂きたい。通信教育課程で卒業してほかの学部へ再入学して学ぶ人たちも多い。できれば同一学部から同じ研究科の大学院で学べるようなシステムをと思われている人たちも多い。さらに慶應義塾に通信教育による大学院が設置されるならば、一旦企業に入られた人たちにも門戸が開かれることになり、社会的にも大いに貢献するものとなる。関係者の皆さんに是非ご検討を進めて頂きたいと思っている。 
 
 私どもは福澤諭吉先生の創設された慶應義塾に学んだという共通項を持っている。独立自尊というバックボ―ンに裏打ちされた精神的支柱を持っている。慶應義塾に学んだという絆は、本当にありがたいものだと思う。社中の皆さんに心より感謝申し上げたい。今後とも同じお仲間としてご支援頂きたい。最後になりましたが、皆々様のご健勝とご発展を祈念申し上げ「式辞」と致しますと結んだ 
 
 来賓祝辞は、関西合同三田会及び大阪慶應倶楽部の錢高一善会長、東京通信三田会の長谷川 守会長よりそれぞれ 心温まるお祝辞を頂戴した。引き続いて、同じ会場で記念講演会が開催された。講師は慶應義塾大学通信教育部長の池田幸弘経済学部教授。 題は「大きな政府と小さな政府経済思想のなかから」であ る短い時間のなかで代表的な経済学者三人(アダム・ スミス、カ―ル・マルクス、ケインズ)に触れられて、その学説の大意と経済政策をコンパクトにまとめられて、聴衆に 解り やすくお話されていた。最後に日本の財政事情について一般家計を例に具体的な数値で破綻に瀕している現況を解 説された。大変実りのあるお話だった。 
  このあと、3階の近江の間へ移動し、記念写真の撮影があった。人数の関係で二回に分けて写した。しばらく休憩。
 

創立45周年記念祝賀会が始まる。司会は中原宣子君(情報部長)と筒井俊晴君(企画担当常任幹事)の二人である。初めに記念式典に先立って開催されていた2012年度総会で次期会長に選任された森本由美子さんより「歓迎のあいさつ」をされた。次いで簡潔な挨拶とともに泉州慶應倶楽部の島田誠次郎会長より乾杯の発声が声高らかにされて全員がグラスを掲げてビ―ルを飲み干し拍手が起こる。宴会場はもともと座敷であるが、六人掛けの大きなテ―ブルに椅子が配置されて割烹「湖月」の料理が配膳されてゆく。  

 

本日の来賓、慶應義塾の池田幸弘通信教育部長、同通信教育部事務長の都丸禎一さん、関西合同三田会に加盟の14の慶應倶楽部、三田会の会長・幹事長のほとんど全員がご出席になられている。このほか東京をはじめ静岡、愛知、富山など各地域通信三田会の会長ほか代表者が懇親会にもご列席頂いている。本会から多数の会員の参加はもちろんのこと、さらに大阪慶友会からも十余名のご参加で広い部屋も満員の盛況である。部屋の左右の長押には二連の三色旗の小旗の列が飾られて一層華やかさを増している。 

 
 宴席では歓談が続き、お互いに名刺交換も行われている。泉州慶應倶楽部の福井正順幹事長から来たる9月に岸和田のだんじり祭りのころ関西合同三田会大会を開催するというご案内が発表される。司会者から祝賀会にご出席の来賓より祝辞を頂戴したいとして神戸慶應倶楽部の佐井裕正会長、続いて富山通信三田会の前田賢次会長よりお祝辞をを頂き、宴席はさらに盛り上がっていく。
 
 祝宴が始まって、約1時間のあと余興の「カントリ―ミュ―ジック」のバンド演奏が始まる。本会の会員である衣川いずみさんとその夫君及びお仲間たちで結成されている「Dog wood Flower(バンド名)による演奏である。4人のバンドメンバ-が粋な帽子を被り登場してくる。「コットンフィ―ルズ」から始まり、やがて「ル―ト66」「テネシ-ワルツ」「ロ―ハイド」など懐かしい名曲が演奏されるころには、宴席では手拍子が始まっていた。「カントリ-ロ―ド」「You’ll all come」で終わりの筈だったが、アンコ―ルに応えて「ジャンバラヤ」が演奏されて拍手喝采のうちに終わる。 
 祝宴は一層愉快な雰囲気となっている。やがて奥田玲子実行委員長より「謝辞」が述べられて祝賀会は大団円へと向かう。最後に肩を組んでの「若き血」の大合唱となる。舞台の上ではバンドによる「若き血」が奏でられて、本会の末松大幸副会長から応援指導部ばりのエ―ルの発声で一段と盛り上がる。全員が肩を組んで大きな輪を作って「若き血」を声高らかに歌い収めた。創立45周年記念大会は大盛況のうちに終了した 

  

           
  式辞  永田 進一会長    祝辞 銭高一善(関西合同三田会会長)     記念大会 塾歌斉唱  
           
  記念大会 記念講演 池田幸弘 慶應義塾大学通信教育部長(経済学部教授)      演題 「大きな政府と小さな政府―経済思想の中から~」
 
 創立45周年記念大会 記念写真1
 
 創立45周年記念大会 記念写真2

記念祝賀会会場風景



 歓迎のご挨拶 
森本由美子 次期会長
 

司会 筒井俊晴君
     中原宣子君
   

祝賀会風景
   
            乾杯発声 島田誠次郎
泉州慶應倶楽部会長
  
祝賀会風景 
           
     来賓祝辞 佐井裕正
 神戸慶應倶楽部会長
   来賓祝辞 前田賢次
富山通信三田会会長
    余興カントリーミュージック
Dog wood flower
 
 
バンド演奏2
   

祝賀会風景 バンド演奏に拍手の皆様
   
  
会場風景
   

「若き血合唱」
             
「若き血合唱」      「若き血合唱」   謝辞 奥田玲子実行委員長